カローメンスコエの宮殿にてドビュッシー喜びの島など
2016/3/27
3月27日にカローメンスコエの宮殿でまたリサイタルをさせていただきました。
今までのプログラムに更にフランスの作曲家ジャン・フランセのノクターンとスケルツォ、
ドビュッシーの喜びの島を追加したプログラムでした。
実はロシアでは演奏会の折には必ず司会の方がいて、演奏者と演奏曲の紹介をするのですが、
今回は手違いが生じたのか、いつになっても司会の方が来ない‥‥。
仕方なく、案内も無しに演奏会をスタートさせたものの、休憩がどこだかプログラムに書いていなかったらしく、
舞台裏に私が戻ったのに、会場はなんだか私を待っている空気。
これは、まずい。
そこで、私が自分で司会役をやりました。
舞台に戻って、頑張って、声振り絞って、
「休憩ですっ」
と、ロシア語で言いました。
それから会場の雰囲気は、更に和やかになり、終演後に、たくさんの方からお声掛けいただきました。
この時期から、日本でも演奏会の折には自分の生の声もお届けするようにしています。
演奏家を身近に感じていただければ幸いです。